家を守る防犯対策│二重窓(内窓)、窓柵・面格子、防犯砂利、防犯カメラの効果や設置のポイントを徹底解説!

家を守る防犯対策│二重窓(内窓)、窓柵・面格子、防犯砂利、防犯カメラの効果や設置のポイントを徹底解説!

空き巣や忍び込み、ピッキングといった侵入被害が、ニュースなどでも目立つようになってきました。そんな中、自宅の防犯対策を見直したいと感じている方も多いのではないでしょうか。家族が安心して暮らすためにも、できるところからしっかりと備えておくことが大切です。

この記事では、防犯対策として効果が期待できる「窓柵・面格子」「二重窓(内窓)」「防犯砂利」「防犯カメラ」について、それぞれの特徴や選び方、設置のポイントをご紹介します。

いくつかの対策を組み合わせることで、防犯性を高めながら、より快適で安心な住まいづくりを目指していきましょう

目次

窓からの侵入を防ぐ | 窓柵・面格子の効果と選び方

窓からの侵入を防ぐ!窓柵・面格子の効果と選び方

窓は侵入者にとって最も狙われやすい場所のひとつです。

そんな窓をしっかり守るために、窓柵や面格子を取り付けるのは防犯対策としてとても効果的です。これがあるだけで、外からの侵入をしっかり防いでくれるので安心感が違います。

窓柵・面格子の主な種類と特徴

窓柵や面格子は、その素材や形状によって防犯効果やデザイン性に違いがあります。

以下は主要な素材とその特徴を表にまとめました。

素材特徴メリットデメリット参考価格(1窓あたり)
アルミ製軽量・耐食性あり見た目がスマート、美観に配慮強度がやや低い8,000~15,000円
ステンレス製錆に強く耐久力が高い防犯性が高く長く使えるコストがやや高め15,000~30,000円
鋳鉄製重厚感あり、威圧感がある侵入抑止力が高い錆びやすく、定期メンテナンスが必要20,000~35,000円
鉄製高い強度を持ち、価格も手頃コストパフォーマンスが良い錆び対策が必要10,000~20,000円

例えば、アルミ製の面格子は見た目を重視しつつ、ある程度の防犯効果を期待するケースで選ばれることが多いです。

ステンレス製の面格子は、強度と耐久性に優れており、錆びにくい素材なので、特に一階やベランダなどの防犯対策にぴったりです。

一方、鋳鉄製や鉄製の面格子は、重厚感のあるデザインが特徴で、見た目だけでも侵入者に威圧感を与えることができます。

割られにくい窓を作る | 二重窓(内窓)での防犯強化

設置場所別の適切な面格子の選び方

窓の防犯性を高めるためには、ガラスそのものの強度だけでなく、構造面の見直しも重要なポイントです。その対策として効果的なのが、「二重窓(内窓)」の設置になります。

二重窓とは、既存の窓の内側にもう一枚窓を取り付ける工事で、外観を変えずに防音・断熱に加えて防犯性も高められる実用的な対策です。

二重窓について効果
特徴既存窓の内側にもう一つ窓のある二重構造にすることで、割られにくくなる
防犯効果窓を破るまでに時間がかかるため、侵入を諦めさせやすくなる
その他の効果断熱・結露防止・防音性アップなど暮らし全体の快適性も向上
価格帯約5万円〜10万円前後(窓サイズやガラス種類による)

また、二重窓には特殊なフィルムが挟み込まれた「防犯合わせガラス」を使うことで、より高い強度を持たせることも可能です。ピッキングでは開けられない構造の補助錠を併用すれば、防犯レベルは格段に上がります。

歩くと音が鳴る | 防犯砂利で不審者を撃退

歩くと音が鳴る!防犯砂利で不審者を撃退

防犯砂利は、不審者が敷地内に侵入した際に「ジャリジャリ」という大きな音を発生させることで、侵入を未然に防ぐアイテムです。

防犯砂利を敷いておけば、誰かが敷地に入ったときに音が鳴るので、不審者の侵入にすぐ気づけるようになります。

特に、費用を抑えて手軽に防犯対策を強化したい場合におすすめです。

防犯砂利の種類と音の大きさの関係

防犯砂利はその素材や形状によって効果が変わります。以下は代表的な防犯砂利の種類です。

種類特徴メリットデメリット参考価格(1㎡)
砕石タイプ角ばっていて音が出やすい低価格で導入しやすい景観への配慮が必要800~1,200円
ガラス混合タイプガラス片入りで高音を発生音が鋭く、強い抑止力がある価格が高めでメンテナンスも必要1,500~2,500円
人工石タイプデザイン性重視景観に馴染みやすく見た目が良い音が小さくなる場合がある2,000~3,500円

砕石タイプは最も一般的で、コストパフォーマンスに優れているので広範囲に敷く場合に最適です。しかし、デザイン性が低いため、見栄えを重視する場所には向いていません。

ガラス混合タイプは、防犯効果を最大化したい場合におすすめです。ガラス片が含まれていることで、侵入者が歩いた際に非常に鋭い音が発生します。

 人工石タイプは、見た目をキレイに保ちながら防犯対策をしたいときにぴったりです。庭全体に敷き詰めても見栄えが良く、特に住宅デザインにこだわりを持つ方に人気があります。

防犯砂利をしっかり活かすためにも、置く場所に合った種類を選んで、しっかり音が鳴るようにしましょう。

防犯砂利の敷設時のポイントと注意点

防犯砂利の敷設時のポイントと注意点

防犯砂利をしっかり効果的に使うためには、敷く場所や砂利の厚さを考えたり、定期的にお手入れをすることが大事です。

防犯砂利をきちんと管理しておくと、効果を長くもたせることができます。

項目内容
敷設する場所建物の外周、玄関前、窓の下、塀沿いなど、人が通りやすい箇所に配置することがおすすめ。
敷設の厚み少なくとも3cm以上の厚みを確保することで、十分な音を発生させることができる。
メンテナンス風や雨によって砂利が散らばることがあるため、定期的な補充や敷き直しをする必要がある。

敷設場所によってはデザイン性を考えた人工石タイプを選ぶこともできますが、防犯効果を最大にするためには、音の出やすい素材を選ぶことが大切なポイントです。

監視の目を光らせる | 防犯カメラの選定と設置ポイント

監視の目を光らせる | 防犯カメラの選定と設置ポイント

防犯カメラは、不審者の動きを見張り、その様子をしっかり記録して証拠として残せる便利なアイテムです。最近は技術の進化によって、購入しやすい価格で、手軽に設置できるカメラが増えてきています。

ここでは、防犯カメラを選ぶポイントや、設置する際に気をつけたいことをご紹介します。

屋内用と屋外用防犯カメラの違いと選び方

防犯カメラは、設置する場所に合ったタイプを選ぶことが大切です。

タイプ特徴設置場所例参考価格(1台)
屋内用コンパクトで目立ちにくい玄関ホール、廊下など6,000~15,000円
屋外用防水・防塵で耐候性あり駐車場、玄関外など15,000~30,000円
赤外線カメラ暗所でもはっきり撮影できる裏口、通用口など10,000~25,000円
人感センサー付き動きを検知し自動録画勝手口、ベランダ20,000~40,000円

屋外用のカメラを選ぶときは、防水や防塵に強いタイプを選ぶのがポイントです。

さらに、赤外線機能や人感センサーがついているものなら、夜でもしっかりと不審者を映せるので、防犯効果がぐんと高まります。

防犯カメラ設置時の法律的注意点

防犯カメラ設置時の法律的注意点

防犯カメラを設置するときは、プライバシーへの配慮もしなければなりません。特に、ほかの人の敷地や公共の場所を映してしまうと、トラブルになることもあるので注意しましょう。

注意事項内容
撮影範囲の設定カメラは自宅敷地内のみを撮影するように調整する。隣接する他人の敷地を映さないことが重要。
録画データの管理個人情報保護法に基づき、録画データを適切に管理・保管する必要がある。
近隣住民への配慮集合住宅などでは、設置前に管理組合や近隣住民の同意を得ることが望ましい。

防犯カメラを安心して使うには、ルールを守って正しく設置することが大事です。プライバシーに配慮した取り付け方をすることで、トラブルを防ぎつつしっかり防犯対策ができます。

ご近所への気配りや、録画データの管理もしっかりしておけば安心です。

防犯対策を強化するための組み合わせ

防犯対策というと、窓柵や面格子、防犯砂利、防犯カメラなど、いろいろな方法が考えられます。ただ、ひとつだけの対策では十分とは言えない場面もあるのが現実です。そこで有効なのが、目的に応じて複数の対策を組み合わせる方法です。そうすることで防犯性が高まり、不審者に「ここは侵入しにくそうだ」と思わせる効果が期待できるのです。

また最近では、窓の防犯性を高める手段として「二重窓(内窓)」を取り入れるご家庭が増えてきているようです。ガラスを割るのに手間がかかるため、侵入をあきらめさせるきっかけになります。

ここからは、防犯対策をどのように組み合わせて取り入れると安心につながるのか、その具体的な方法を順に見ていきましょう。

組み合わせ効果
面格子 + 防犯砂利外からの侵入を防ぎつつ、足音で気づける組み合わせ
面格子 + 防犯カメラ外からの侵入を防ぎながら、映像でもしっかり監視できる
防犯砂利 + 防犯カメラ音での察知と映像による確認で、すぐに対応できる環境になる
面格子 + 砂利 + カメラいろいろな方向から家を守れる、バランスのとれた防犯対策
二重窓 + 面格子窓の強度を高めて、侵入されにくい環境を整える


防犯対策は複数を組み合わせることで「入りにくい」「気づかれる」「証拠が残る」といったさまざまな方向から家の守りを固めることができます。これにより、安心感がぐんと高まります。

住宅の立地や構造、生活スタイルなどに応じて、最適な組み合わせを検討してみましょう。

総合的な防犯対策で安心な暮らしを守ろう

総合的な防犯対策で安心な暮らしを守ろう

空き巣や侵入被害の多くが、窓からの侵入であることを考えると、窓まわりの防犯対策は最優先すべきポイントです。面格子や防犯砂利、防犯カメラに加え、二重窓(内窓)設置など、窓そのものの構造を強化するリフォームも、防犯性を大きく高める有効な手段です。

SKハウスでは、防犯対策に関する製品や施工について多数取り扱っております。窓のリフォームや防犯カメラの導入、防犯砂利の敷設など、ご家庭に合った防犯プランをご提案可能です。

下記リンク先では、SKハウスおすすめの防犯対策を具体的に紹介しています。

SKハウスの防犯対策については窓ガラス・サッシ工事のページをご覧ください。

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